音楽面における深化も見逃せない。ストームレーベルズの舵取りのもと、グループが提示する楽曲はキャッチーな王道ポップスから、海外のトレンドを巧みに昇華したコンテンポラリーなサウンドへと幅を広げている。
その変化のなかで、高橋のボーカルワークは格段の進化を遂げた。かつてはグループのアクセントとして機能していた彼の声だが、近年の楽曲では低音の響きと独特のハスキーな倍音がメロウなグルーヴを生み出している。洗練されたJ-POPのトラックに対し、あえて少し湿度を含んだ声を重ねることで、楽曲に忘れがたい余韻を残すのだ。
ダンスにおいても、無駄な力を抜きながらリズムの芯を確実に捉えるスタイルが確立されている。天性の手足の長さを活かした流麗なシルエットは、大所帯のステージにおいても一瞬で視線を奪う引力を持つ。