事件発覚直後、一部メディアやSNS上では「大谷選手自身も送金に関与していたのではないか」という根拠なき憶測が飛び交いました。この混乱を断ち切ったのが、2026年3月25日に大谷翔平選手自らが開いた異例の単独記者会見における声明です。
質疑応答なし、事前に用意された声明文を読み上げる形式で行われた会見で、大谷選手は感情を押し殺しながらも毅然とした口調で語りました。
「僕自身、何かの賭けをしたり、誰かに代わって賭けを頼んだり、送金を依頼したことは一切ありません」
「信頼していた方に裏切られたという現実は、悲しいという言葉では表せないショックを感じています」
この声明内容の真実性は、その後の連邦検察局の徹底的なデジタルフォレンジック捜査(携帯端末や送金記録、全通信ログの分析)によって裏付けられ、大谷選手は完全に「純粋な被害者(Victim)」であることが公に証明されました。
さらに事件の捜査が進むにつれ、水原氏が築き上げてきた経歴そのものに重大な虚偽があったことが明るみに出ます。いわゆる水原一平氏の学歴詐称・経歴詐称疑惑です。公表されていた「カリフォルニア大学リバーサイド校(UCリバーサイド)卒業」という学歴について、同大学の広報担当者が「彼が在籍した記録は一切ない」と公式に否定。また、ボストン・レッドソックスで岡島秀樹氏の専属通訳を務めていたとされる球歴についても、球団側が事実関係を否定する公式声明を出す事態となりました。誠実で献身的な通訳というパブリックイメージは、経歴の偽造から始まった砂上の楼閣であったことが露呈したのです。