バターライスを作る際、最大の水分源となるのが玉ねぎです。みじん切りにした玉ねぎをそのまま米と一緒に炒めると、熱によって大量の水分が放出され、ライスの食感を損ねてしまいます。
洋食の現場で実践されている下ごしらえは極めて明快です。みじん切りにした玉ねぎは、米を合わせる前に少量のサラダ油または植物油で透き通るまでしっかり炒め、水分をあらかじめ飛ばしておく必要があります。具材として定番のマッシュルームやベーコン、鶏肉を加える場合も、具材単体で焼き色をつけて別皿に避難させ、余分なドリップ(肉汁)をご飯に吸わせない工夫が求められます。
また、隠し味として少量の醤油(数滴)や粉末パルメザンチーズを炒め上がりに加えることで、油脂のくどさを打ち消しつつ、芳醇なコクを演出できます。