「超ときめき宣伝部」の快進撃を語るうえで欠かせないのが、SNSアルゴリズムの波を完璧に捉えた楽曲展開と、それを生身のステージで完璧に再現するパフォーマンス力です。
ブレイクの火蓋を切ったのは2021年の「すきっ!〜超ver〜」でした。楽曲中のキャッチーなサビと両手でハートを作る振付がTikTok上で爆発的な人気を博し、日本国内にとどまらず韓国やインドネシアなどアジア全域のチャートを席巻。楽曲の関連動画総再生数は数十億回規模に達しました。しかし、一過性のバズで終わるアイドルが大多数を占めるなか、彼女たちは2024年にシンガーソングライター・コレサワ氏から楽曲提供を受けた「最上級にかわいいの!」で再び特大のバイラルを生み出しました。
「振られた相手を見返す自己肯定感ソング」という明確なストーリー性は、若年女性層の共感をダイレクトに刺激しました。音楽番組関係者は「TikTok発の流行歌はライブ動員に繋がりにくいという業界の定説を、超ときめき宣伝部は覆した。所属するスターダストプロモーションが長年培ってきた『生歌・全力パフォーマンス』の土台があるからこそ、画面の向こうのライト層が現場へ足を運ぶ熱心なファンへと転換した」と分析しています。