Instagramのタイムラインにおいて、平子理沙 現在の発信は際立った異彩を放っています。投稿される写真の多くは、ロサンゼルスと東京を行き来する開放的なライフスタイルや、ヘルシーな食事、そして愛猫との穏やかな時間です。フォロワーの目を奪うのは、何よりもその肌のキメ細かさと、50代という年齢の固定観念を軽やかに打ち破る平子理沙 ファッションのセンスです。
一般的に50代のミドルシニア層に向けられるファッション誌の提案といえば、落ち着いたアースカラーやコンサバティブなシルエットが主流です。しかし彼女が纏うのは、鮮烈なピンクのリップ、ヴィンテージのバンドTシャツ、ダメージデニム、あるいはフリルをあしらったフェミニンなワンピースなど、自分の「好き」を貫き通したスタイリングばかりです。このブレない姿勢が、同世代の女性たちのみならず、20代や30代の若い世代からも「年齢に縛られない生き方の象徴」として熱烈な支持を集める要因となっています。
「一体なぜ変わらないのか」という疑問に対して、彼女のSNSからはストイックな節制というよりも、日々の暮らしそのものを慈しむ豊かな時間感覚が伝わってきます。しかし、その発信が完璧であればあるほど、現代のSNS空間特有の厳しい視線が彼女に向けられることになります。