全国高等学校書道パフォーマンス甲子園をはじめとする舞台で、百花繚乱の書道パフォーマンスは定番中の大曲として選ばれ続けています。大判の巨大用紙(縦4m×横6mなど)に揮毫する場合、半紙や条幅とは全く異なる身体的アプローチが求められます。
大筆を使った揮毫では、腕先だけでなく下半身の体重移動を利用して線を引きます。「花」の最終画(ヒ)の右払いでは、全身を大きく開いてダイナミックな飛沫(ひまつ)を散らし、「繚」の連続点画ではリズムを刻むように小刻みなステップを踏むことで、見ている観客に視覚的な高揚感を与えます。背景に鮮やかな色彩のペイントを施し、中央に漆黒の墨で「百花繚乱」を打ち抜く構図は、現代のメディアやSNS動画でも極めて高いエンゲージメントを獲得しています。