ネット上に寄せられる深刻な相談の中でも、特に注意を要するのがフォトフェイシャルの肝斑悪化とフォトフェイシャルでシミが濃くなるという現象です。これらは決して都市伝説ではなく、光治療特有の作用機序によって引き起こされる典型的なトラブルです。
皮膚の浅い層に薄く広がる「肝斑」は、摩擦や強い光刺激を受けるとメラノサイトが活性化し、かえって色が濃くなってしまうデリケートな性質を持ちます。肉眼では通常のシミ(老人性色素斑)に見えても、その下や周囲に肝斑が潜んでいるケースは多く、医師が適切な診断を行わずに強い出力でIPLを照射すると、数週間後に肝斑が一気に浮き出て肌全体が黒ずむという重大な失敗事例に発展します。
さらに、肌の色味や日焼けの度合いに対して照射パワーが強すぎた場合、フォトフェイシャルによるやけどのリスクや、水ぶくれ・色素沈着を引き起こす危険性もゼロではありません。特に日焼け直後の肌への照射は熱エネルギーが皮膚表面に集中しやすいため、厳禁とされています。