インターネット上で「小田原 海の駅」と検索するユーザーのほぼ100%が目指している目的地、それが2019年11月に開業した漁港の駅 TOTOCO小田原です。ここで多くの旅行者が抱く「ここは道の駅なのか、それとも海の駅なのか」という素朴な疑問について、まず公式な位置づけを整理しておく必要があります。
国土交通省が管轄する一般的な「海の駅」は、プレジャーボートやヨットが係留できる港湾施設を指します。一方、TOTOCO小田原は水産庁および小田原市が連携して整備した「日本初の漁港の駅」です。小田原早川漁港(小田原漁港)の西側隣接地に位置し、西湘地域の水産振興と観光誘客を一手に担う巨大拠点として誕生しました。地元関係者の証言によると、「海の玄関口」という親しみやすさからメディアや一般来訪者の間で「海の駅」という呼称が自然定着し、現在では地域を代表するメガ観光スポットとして定着しています。
地上3階建ての館内は、1階が鮮魚・干物・農産物や独自開発の海産加工品が並ぶ物販フロア、2階が相模湾のパノラマビューを望むフードコート「とと丸食堂」を中心とする飲食フロア、そして3階がお目当ての刺身ビュッフェレストランという、まさに「魚好きのためのワンダーランド」です。小田原早川漁港の海の駅的ポジションとして、従来の旧態依然とした漁協直営食堂のイメージを覆すポップで洗練された商品企画が、若年層からシニア層までを惹きつける最大の推進力となっています。