無敵の零戦はなぜ弱点を見抜かれ敗北したか?堀越二郎と現存機の真相

無敵の零戦はなぜ弱点を見抜かれ敗北したか?堀越二郎と現存機の真相

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終戦時、日本国内に残存していた数千機の零戦のほとんどは、連合国軍の手によって解体・破棄、あるいは海中に投棄されました。しかし2026年現在もなお、世界各地の博物館や情熱的な航空愛好家の手によって、貴重な現存機が大切に保存されています。

世界で唯一、「当時の中島製・オリジナル栄二一型エンジン」を搭載した状態で飛行可能な機体として名高いのが、米国カリフォルニア州チノのプレーンズ・オブ・フェイム航空博物館(Planes of Fame Air Museum)が所蔵する「五二型(製造番号61-120)」です。サイパン島でほぼ無傷で鹵獲されたこの機体は、戦後数十年にわたり動態保存が続けられており、毎年開催されるエアショーなどでその雄姿と栄エンジンの独特な爆音を響かせています。

日本国内においても、複数の現存機が静態・動態で保管されています。

代表的な展示施設としては、美しい復元機が並ぶ靖国神社遊就館(五二型)、琵琶湖から引き揚げられた機体を精緻に修復・展示している大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館・六二型)、そして特攻の悲劇を今に伝える知覧特攻平和会館(三二型)や鹿屋航空基地史料館(二一型)などが挙げられます。

近年では、ニュージーランドやロシアで回収された残骸からレストアされ、アメリカ製P&Wエンジンを搭載して里帰り飛行を果たした零戦二二型が日本国内の愛好家組織によって動態維持されるなど、2026年を迎えた現在も「生きた歴史の証人」として後世に語り継ぐための保存活動が熱心に続けられています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。