インターネット上の掲示板やSNSでは、「岩東(がんとう)は宿題が多すぎて部活と両立できない」「自由すぎて自分を律せない生徒は落ちこぼれる」といった相反する口コミが散見されます。こうした声の真偽を確かめるべく、在校生への直接取材や卒業生による手記、保護者アンケートの記録を照らし合わせると、ひとつの明確な実態が見えてきました。
取材に応じた現役の高校2年生は、学業環境について次のように生々しい実感を語っています。
「課題の量は確かに少なくありません。特に週末の課題や長期休暇中の講習はみっちり組まれています。でも、それは札幌の駿台や河合塾に毎日通えない僕たち空知の生徒を、学校の指導だけで国公立に受からせるためのセーフティネットなんです。先生方は放課後の個別質問にも何時間でも付き合ってくれますし、『自分から頼れば徹底的に応えてくれる』のが岩東の現場のリアルです」
また、卒業生の手記に共通して登場するのは「仲間との知的な刺激」です。公立中学校時代には「勉強ばかりしている」と浮いてしまいがちだった学力上位層が、岩見沢東に入学した途端、互いの探究心や知的好奇心を認め合える環境に出会えたという安堵の述懐が多く見られます。
ネット上のネガティブな口コミの多くは、「手取り足取り指示されないと動けない受け身の生徒」が、自主性を重んじる進学校のシステムに適応できずに生じたフラストレーションの表れです。学習習慣が身についており、自分のペースで主体的に教員や自習室を活用できる生徒にとっては、非常に居心地が良く実り多い3年間となることは間違いありません。