ネット上の掲示板やSNSでは、都立南多摩高校の評判や南多摩高校の校風口コミに関して「真面目で落ち着いている」「自由度が高い」「課題が多い」など多様な意見が見られます。教育現場の観察と在校生・保護者への聞き取り取材から、その実態を紐解きます。
象徴的なのが「制服と私服のハイブリッド制度」です。南多摩中等教育学校の制服は、前期課程(1〜3年生)では知性的なネイビーを基調としたブレザースタイルが義務付けられていますが、後期課程(4〜6年生)に進学すると私服通学が認められます。この制度変更は、生徒に「中学生としての規律」から「自立した高校生としての自己管理」へと意識のステップアップを促す心理的効果を持っています。式典等で着用する標準服も用意されており、TPOをわきまえた服装を自ら選ぶ習慣が育まれます。
また、同校の伝統精神として受け継がれているのが「南魂(なんこん)」というキーワードです。これは決して前時代的な根性論ではなく、何事にも主体的に粘り強く取り組む気骨を意味します。文化祭(南魂祭)や体育祭、合唱祭などの学校行事は、生徒会や実行委員会が主体となって企画・運営されます。部活動においても、限られた完全下校時刻の中で効率的に成果を出す工夫が凝らされており、文武両道を体現する生徒が多い点も高い満足度につながっています。