八宝菜の「八」は数字の8ではなく「たくさんの、数多くの宝のような具材」という意味を持ちます。決して8種類以上の高価な食材を買い揃える必要はありません。基本となる「豚肉・白菜・人参」に、手軽な加工品や冷凍食品を組み合わせるだけで、満足度の高い豪華な一皿になります。
特に重宝するのが冷凍シーフードミックスとうずらの卵の水煮缶です。ただし、冷凍シーフードミックスを凍ったままフライパンに放り込むのは厳禁です。表面の氷の膜が溶けて大量の生臭い水分が出てしまい、八宝菜全体の味を薄めてしまいます。
下ごしらえの裏ワザとして、「濃度3%の塩水(水200mlに塩小さじ1弱)」に凍ったシーフードミックスを15分ほど浸して解凍する方法を推奨します。海水に近い塩分濃度の水で解凍することで、浸透圧の働きにより魚介の旨味と水分が外に逃げず、加熱しても身が縮まずプリプリの食感をキープできます。解凍後はキッチンペーパーで表面の水気をしっかり拭き取ってから使用してください。
うずらの卵は、水煮缶の水気を切った後、爪楊枝で1〜2箇所小さな穴を開けておくか、調味料を入れる段階で投入することで、短時間の煮込みでも中心まで味がしっかり馴染みます。