スマートフォンの画面を開けば、食べログでは常に上位をキープし、Google マップの口コミ欄にも熱烈なレビューが連日書き込まれている。「現地の屋台で食べたあの味が蘇った」「週に一度はここに来ないと落ち着かない」。星の数だけでなく、書き込まれたテキストの熱量の高さが際立つ。
合理化とチェーン展開が進む現代の外食産業において、セントラルキッチンを使わず、仕込みから調理までを一貫して手作業で行う個人の大衆食堂は減少の一途をたどっている。しかし、台湾家庭料理 黄さんの家がこれほどの支持を集めている事実は、消費者が求めているのが単なる利便性や見栄えではなく、作り手の体温が宿った本物の味であることを証明しているのではないだろうか。