一連の発覚に対し、渦中の農林水産大臣は記者会見で「法令に則り適切に処理している」「個別の資金処理については精査中」と繰り返すばかりで、明確な領収書や明細の提示を拒み続けている。だが、この曖昧な態度は火に油を注ぐ格好となった。
政権内部からも失望と焦燥の声が漏れ始める。自由民主党内からは「次期選挙への影響が避けられない」「早急に辞任して火消しを図るべきだ」との批判が相次ぎ、首相官邸との間には決定的な亀裂が生じつつある。答弁の辻褄が合わなくなる事態が頻発し、官邸の危機管理能力そのものが問われている。