英語圏の「Oh my god(オー・マイ・ゴッド)」としばしば同義として扱われるが、決定的な違いはその距離感と温度にある。宗教的な理由から「God」という単語を不用意に使うことに慎重な文化圏もあるが、イタリアの「Mamma mia」は遥かに日常的で、親しみやすい。
深刻な悲劇というよりは、生活のすぐ隣にあるトラブルや感動で使われるのが特徴だ。例えば、大好きなスパゲッティが床に落ちた時。道路が信じられないほどの渋滞だった時。あるいは、息をのむような素晴らしいゴールが決まった瞬間。両手を顔の前で振るイタリア特有のジェスチャーとともに吐き出されることで、その感情は一気に躍動し始める。