「幽霊がいる証拠は本当に存在するのか?」という問いに対し、現代物理学が提示する回答は極めて明確です。結論から言えば、科学的に厳密なプロトコル下で幽霊の存在を証明した観測データは過去に一度も存在しません。
もし人間の魂や意識が死後も残り、空間を浮遊したり物体を動かしたり、光や音として人間に知覚されるのであれば、そこには必ずエネルギーや物質との相互作用が発生します。物理学の根本原則であるエネルギー保存の法則(熱力学第一法則)に照らし合わせると、霊が発光したり温度を下げたり、空気を振動させて音を出すには、エネルギーの出入りが不可欠です。
素粒子物理学の最高峰であるCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を用いた実験では、宇宙を構成する素粒子と相互作用するあらゆるエネルギーが高精度で測定されています。英国の物理学者ブライアン・コックス教授らをはじめとする科学者コミュニティは、「もし幽霊を構成する媒体が日常世界に存在するなら、LHCの検出限界内に何らかの素粒子レベルのシグナルが捉えられていなければならない」と指摘しており、幽霊の科学的根拠とされる物理的媒体の存在は完全に否定されています。