トイザらス旭川店を長年利用していた地元住民や子育て世帯からは、撤退から時間が経った現在もさまざまな声が聞かれます。
市内在住の30代保護者からは、「子どもの誕生日プレゼントを選ぶ際、あの天井まで積まれたおもちゃの山をカートを押しながら眺める体験そのものが特別なイベントだった。ネットは確かに便利だが、子どもが目を輝かせて実物を指差すワクワク感は代替しきれない」という実体験に基づいた懐古の声が寄せられています。
一方で、近年の購買行動の変化を前向きに捉える声もあります。「ベビーカーやチャイルドシートのような大型品は、アカチャンホンポや専門店で機能やサイズ感をしっかり確かめ、消耗品や定番玩具は西松屋やオンラインストアで安く揃えるという棲み分けが完全に定着した。トイザらス1店舗に依存していた時代よりも、結果的に選択の幅は広がった」という冷静な意見も目立ちます。
昭和・平成の時代に確立された「ワンストップ型メガストアでの一括購入」という消費文化から、令和の「リアル店舗の体験価値とデジタルの利便性を掛け合わせたハイブリッド消費」へと、地域全体のライフスタイルが完全に適応を遂げている様子が伺えます。