ネット上のコミュニティやSNSでは、続編に向けて「ボクちゃん代役候補」として若手・中堅実力派俳優の名が取り沙汰されることがあります。しかし、現場関係者や熱心なファンの間では「ボクちゃんの代役は成立しない」という見方が支配的です。
脚本を手掛ける古沢良太が構築した『コンフィデンスマンJP』の構造は、ダー子の奔放な狂気、リチャードの老獪な知性、そしてボクちゃんの「愚直なまでの倫理観と騙されやすさ」という三権分立によって成り立っています。東出昌大の持つ独特の朴訥さ、長身でありながら漂う頼りなさこそが、ダー子とリチャードの毒気を中和する不可欠なバランサーとなっていました。
座長を務める長澤まさみや小日向文世との共演関係についても、不仲や共演拒否が報じられたことはありません。過去の舞台挨拶やメイキング映像で見せた信頼関係は深く、キャスト陣自身が「この3人でなければコンフィデンスマンではない」という強い愛着を語っていた経緯があります。制作サイドとしても、安易に代役を立てて世界観を崩す選択は、長年培ったブランド価値を毀損する最大のリスクと認識されています。