豆腐そのものの糖質量が優秀であるにもかかわらず、食事記録アプリやCGMのモニタリングデータで血糖値が急上昇している事例を調べると、その原因のほぼ全てが豆腐の味付けにありました。
特に冷奴や湯豆腐に使う市販調味料には、液体状の糖類が大量に含まれています。固形物に比べて液体に含まれる糖質は、胃から小腸へ急速に送り出され、短時間で血中に吸収されて血糖値スパイクを発生させます。
- めんつゆ(3倍濃縮):大さじ1杯(15ml)あたり糖質約3.5g〜4.2g。大さじ2杯かければ、角砂糖2個分に相当する糖質を無意識に摂取することになる。
- 市販のごまだれ・和風ドレッシング:大さじ1杯あたり糖質約2.5g〜4.0g。油分だけでなくブドウ糖果糖液糖が多く含まれる。
- 麻婆豆腐の市販の素:1人前あたり糖質約8.0g〜12.0g。とろみ付けのとろみ粉(片栗粉/デンプン)と砂糖が血糖値を直撃する。
- すき焼き風煮込み・甘辛煮:みりんと砂糖を多用するため、豆腐1丁でご飯茶碗半分に匹敵する糖質量に達する。
現場の管理栄養士は、「豆腐料理で血糖値を安定させるなら、豆腐のタレに含まれる糖質の注意点を徹底的に意識し、醤油にすりごま、かつお節、生姜、ミョウガ、青じそ、オリーブオイルなどを組み合わせた『薬味主体の味付け』に切り替えるべきだ」と警鐘を鳴らしています。