本作は、1984年2月25日に郷ひろみの通算50枚目となる記念碑的シングルとしてリリースされました。誕生の直接のきっかけとなったのは、当時の日本国有鉄道(国鉄)による一大観光キャンペーン「エキゾチック・ジャパン」のタイアップソングへの起用です。
国鉄はそれまでにも、1970年の「ディスカバー・ジャパン」や、山口百恵が歌った1978年の「いい日旅立ち」など、日本の旅情を喚起する歴史的な名キャンペーンを次々と展開していました。その系譜を受け継ぎ、1980年代半ばの高度消費社会に向けて打ち出されたのが「エキゾチック・ジャパン」でした。ノスタルジックな旅愁を誘う従来の路線から一転し、アップテンポで都会的、どこか官能的ですらある疾走感あふれるサウンドが求められた結果、郷ひろみという稀代のエンターテイナーへ白羽の矢が立ちました。