2026年の法制度において最も注目すべきトピックが、自転車に対する「交通反則通告制度(いわゆる青切符)」の本格運用開始です。これまで自転車の交通違反は、注意・指導にとどまる「白切符」か、即座に刑事手続きへ移行する「赤切符(交通切符)」の二極化が進んでおり、実効性のある取り締まりが困難な状況が続いていました。
警察庁の発表資料によると、自転車関連の交通事故件数は全交通事故の約2割を占める水準で高止まりしており、事故の約7割に自転車側の何らかの違反が確認されています。こうした背景を受け、16歳以上を対象に、反復的・危険な違反に対して反則金を科す青切符制度が導入されました。
青切符の対象となる主な違反行為と反則金の目安は以下の通りです。
- 通行区分違反(車道の右側逆走など):反則金 約6,000円
- 歩道徐行義務違反・歩行者妨害:反則金 約5,000円〜6,000円
- 信号無視・一時不停止:反則金 約5,000円〜6,000円
- 携帯電話使用等(ながら運転):反則金 約12,000円(※危険を生じさせた場合は赤切符・懲役刑の対象)
警察庁が「自転車安全利用五則」の周知とともに重点取り締まりエリアに指定しているのが、駅周辺の繁華街、通学路、見通しの悪い交差点です。「車道が怖いから」と歩道へ避難した自転車が、猛スピードで歩行者を縫うように走る行為は、2026年以降、容赦なく青切符の切られる対象となっています。