Q1:内的動機付けだけで、組織のすべての業務を回すことは可能ですか?
A1:現実的には極めて困難です。組織にはルーティン業務や地道なバックオフィス業務も存在します。基礎的な給与水準や労働環境といった「衛生要因(外的要因)」が整っていることを前提に、その上で裁量権や目的共有によって内発的動機を引き出すハイブリッドなアプローチが最も現実的かつ効果的です。
Q2:アンダーマイニング効果を防ぎながら、部下や子どもの成果を評価するにはどうすればよいですか?
A2:成果に対する「事前の報酬約束(条件付き報酬)」を避け、結果を出した後に「サプライズとしての感謝・慰労」や「努力のプロセスに対する具体的な言語的承認」を行うことが有効です。報酬が目的化しないよう、本人の成長と工夫に焦点を当てたコミュニケーションを徹底してください。
Q3:自分自身が全く興味を持てない退屈な仕事に対して、内的動機付けを持つコツはありますか?
A3:「ジョブ・クラフティング(仕事の再定義)」を試みてください。「作業のタイムアタックを行って自己ベストを更新する」「後工程の同僚が一番使いやすい形式に整えてみる」など、自分なりのルールやゲーム性、他者貢献の視点を付加することで、退屈な作業の中に自律性と有能感を見出すことができます。