英語試験の出題者が好んで罠を仕掛けるのが、「do away with 受動態」の構文です。特にマークシート式テストで平均点を押し下げる要因となっているのが、前置詞「with」の脱落です。
能動態の文「They should do away with the uniform rule.(制服の規則を廃止すべきだ)」を受動態に書き換える際、主語に立つのは目的語の「the uniform rule」です。群動詞(句動詞)全体をひとつの他動詞として扱うため、受動態の形は「be done away with」となります。
ところが、多くの学習者が「文末に前置詞withが残るのは不自然ではないか」という錯覚に囚われ、試験本番で次のような致命的なミスを犯します。
❌ 誤文:The traditional rule was done away last year.
⭕ 正文:The traditional rule was done away with last year.(その伝統的な規則は昨年廃止された)
英語教育の現場分析によれば、「大学受験」の私立大・国公立二次試験の正誤問題や整序英作文において、この「withの置き去り」に関する誤答率は例年4割前後に達します。「TOEIC頻出」の観点でも、Part 5の空所補充問題で選択肢に「done away」「done away with」が並んだ際、前置詞の重複感を嫌って前者に飛びついてしまう受験生が後を絶ちません。「withまでワンセットでひとつの動詞」と脳に刻み込む必要があります。