彼女の最大のアイデンティティは、インチキやコールドリーディングの類ではなく「的中率100%」を誇る本物の予知・霊視能力にあります。作中に登場するオカルティストの鳥束零太が霊魂を見る能力に特化しているのに対し、相卜命は「未来の事象」と「生命のオーラ」を直接知覚します。
主な能力は以下の2点に集約されます。
1. 水晶球による未来予知・捜索能力
愛用の水晶球を覗き込むことで、特定の人物の現在地、未来に起こる事故や危機、探し物の場所などを鮮明なビジョンとして受信します。その精度は絶対的であり、劇中では「死の運命」すら事前に感知。危険を回避するための具体的な行動指針まで割り出すことができます。
2. 生気と本質を見抜くオーラ視
人間の頭上や身体から立ち上る「オーラ」の形状、色彩、大きさを見ることで、その人物の運気、精神状態、人間性を瞬時に把握します。一般人は小さく薄いオーラですが、照橋心美のような規格外の存在は「後光のように輝く神々しいオーラ」、そして斉木楠雄に至っては「街一つを軽々と呑み込む禍々しい暗黒物質(ダークマター)のような超巨大オーラ」として視認されました。
作中の主要キャラクター陣における能力と立ち位置を比較すると、彼女の独自性が際立ちます。
相卜命の能力の真骨頂は、斉木のテレパシーや予知能力と掛け合わせたときの情報補完能力の高さにあります。斉木は自身の能力が強力すぎるがゆえに微細な未来の分岐を完全に読み切れない場面がありますが、命の水晶占いは「結果」をダイレクトに映し出すため、二人が揃うことで数々の大惨事が未然に防がれました。