ネット上の掲示板やSNSでは「私立歯学部は留年率が高く、国家試験を受けさせてもらえない」といった言説が散見されます。厚生労働省および文部科学省の公開データを確認すると、近年の歯科医師国家試験合格率において、松戸歯学部の新卒合格率は75〜85%前後で推移しており、全国私立大学の平均値と肩を並べています。
しかし、既卒を含めた総合格率は60〜70%前後に下がる傾向があり、ここに「進級フィルター」の現実が存在します。文部科学省が主導する修学状況調査でも明らかなように、全国の歯学部では医療事故防止と国試合格率維持のため、以下の3段階で厳正なスクリーニングが行われます。
- 第1の関門(4年次共用試験):CBT(知識)とOSCE(実技)に合格しなければ、5年次の臨床実習に進めない。
- 第2の関門(5年次実習評価):臨床実習での症例経験と形成的評価を満たす必要がある。
- 第3の関門(6年次卒業試験):国家試験本番と同等以上の難度を誇る総合試験。基準未達者は留年(卒業延期)となる。
「誰でも受かる」という甘い見通しで入学した学生が進級の壁に直面するのは事実ですが、日々の講義に真摯に取り組み、大学が提供する国家試験対策講座や個別指導プログラムを消化している学生は、ストレートで卒業・合格を勝ち取っています。