熱い食べ物や飲み物で口内をやけどした際、回復までのスピードを大きく左右するのが受傷後3分以内の冷却です。熱が粘膜の深部組織まで浸透するのを防ぎ、炎症と痛みを最小限に抑える必要があります。
ただし、冷やし方には注意が必要です。痛む場所に直接氷を押し当てる行為は、デリケートな粘膜組織をさらに傷つけ、凍傷のリスクを引き起こしかねません。口の中をやけどした際の応急処置としては、冷水や氷水を少量ずつ口に含み、患部を包み込むようにして1回あたり30秒〜1分程度、それを数回繰り返して優しく冷やすのが正解です。
激しい痛みを伴う場合は、口に含んだ水を吐き出し、新しい冷水に入れ替えながら5〜10分ほど断続的に冷やし続けます。外出先ですぐに冷水が手に入らない時は、冷たいお茶や常温のミネラルウォーターでも十分な熱冷まし効果が得られます。