万が一、磁気ストライプが読み取れなくなった場合、インターネット上で見かける「裏ワザ」で修復できるのでしょうか。
ネット上には「磁気部分を消しゴムでこする」「セロハンテープを貼る」「ドライヤーで温める」といった民間療法が散見されますが、これらで磁気データを復活させることは不可能です。表面の皮脂汚れが原因で接触不良を起こしているごく稀なケースを除き、磁化配列が破壊されたストライプは物理的に書き換えを行わない限り元には戻りません。
磁気不良に直面した際は、以下のステップで迅速に対処しましょう。
- 通帳の場合:多くの大手銀行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など)では、店舗設置の最新ATMに「通帳磁気修復機能」が搭載されています。通帳を通すだけで自動的に磁気データを再書き込みしてくれるため、窓口に並ばず数分で復旧可能です。ATMで対応できない場合は窓口での無料再発行となります。
- キャッシュカード・クレジットカードの場合:カードの磁気は端末側で再書き込みができないため、各金融機関やカード会社のWEBアプリ・コールセンターから「再発行手続き」を行います。手元に新しいカードが届くまで1週間から10日前後を要します。
再発行の手間や、カードが使えない期間の決済トラブルを考慮すると、破損してから対処するのではなく「未然に防ぐ」管理が不可欠です。