2026年冬季五輪の開幕が迫る中、世界各国の実力はかつてないほど伯仲している。スウェーデンやカナダといった伝統国に加え、アジア勢の台頭も著しい。市川は今大会の展望について、単なるショットの精度だけでなく、「アイスリーディング(氷の状態を読む力)」が勝敗を分けると指摘する。
五輪という独特の緊張感の中では、氷のコンディションが時間単位で変化する。その変化をいち早く察知し、ストーンの軌道を予測できたチームだけが表彰台の頂点に立つことができる。彼女の解説は、テレビ画面からは伝わりにくい「氷の呼吸」を視聴者に伝える架け橋となっているのだ。