Q1:エタノールパッチテストで肌が真っ赤になりました。それでも毎日少しずつ飲み続ければ人並みに飲めるようになりますか?
A1:残念ながら人並みに飲めるようにはなりません。パッチテストで赤くなる人は、アセトアルデヒドを分解するALDH2が低活性または不活性です。無理に飲酒を続けると肝臓の予備酵素が一時的に活性化して「酔いにくくなった」ように感じることはありますが、発がん物質であるアセトアルデヒドが体内に蓄積し続け、食道がんなどの重篤なリスクが数十倍に跳ね上がります。無理な訓練は絶対にやめてください。
Q2:市販のウコンやヘパリーゼを飲めば、下戸でも悪酔いせずたくさん飲めるようになりますか?
A2:劇的に飲酒許容量が増えるわけではありません。これらの製剤は、血流促進やアミノ酸補給によって肝細胞の働きを「サポート」するものであり、欠損しているALDH2酵素の代わりを果たすことはできません。あくまで「通常よりもアルコールの代謝をスムーズにし、翌日の疲労感を軽減する補助ツール」として捉え、飲む量自体をセーブすることが前提となります。
Q3:20代の頃より明らかにお酒に弱くなったと感じます。何が原因でしょうか?
A3:加齢に伴う「体内水分割合の低下」「肝臓の血流量および肝細胞数の減少」「代謝酵素の活性低下」が主因です。人間の体は加齢とともに筋肉量が減り、体内の水分量が低下するため、同じ量を飲んでも血中アルコール濃度が若年時より高くなりやすくなります。以前と同じペースで飲むのをやめ、チェイサーの量を増やすなど飲み方の見直しが必要です。