日本の法制度において、宗教法人というステータスは税制上の優遇や資産管理における強力な保護を意味する。ミロクコミュニティ救世神教もまた、こうした法的手続きのもとで運営されており、その財務の透明性や寄付金の使途については常に社会的な注目の的となってきた。大規模な施設維持費や事業運営費の原資がどのように調達されているのかは、不透明さが残る部分でもある。
現代の宗教学においては、伝統的な宗教団体と新興のコミュニティがどのような変容を遂げるかが重要な研究テーマとなっている。信者の献身に依存した財務構造の可視化が進まない限り、社会的な信頼の獲得は難しい。税制優遇を受ける宗教法人としての公共性と、内部の密室性との間でゆれ動く組織の課題は、今もなお解決されていない。