牛乳と乳飲料の違いとは?「体に悪い」噂の真相と見分け方を徹底解説

牛乳と乳飲料の違いとは?「体に悪い」噂の真相と見分け方を徹底解説

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スーパーの棚で原材料表示を細かく確認しなくても、パックを「見るだけ」「触るだけ」で牛乳かどうかを一瞬で判別できる仕組みが導入されています。その筆頭が、紙パック上部にある切欠き(きりかき)と呼ばれる扇形の小さなくぼみです。

日本乳業協会の基準およびJIS規格(JIS S 0021)に基づき、この切欠きを入れることが許されているのは、生乳100%の「種類別 牛乳」のみ(500ml以上の屋根型紙パック)です。加工乳、乳飲料、成分調整牛乳にはこの切欠きが原則として存在しません。

この仕様は、視覚障害者や高齢者が指先の感覚だけで「混じり気のない生乳100%の牛乳」であることを識別し、同時に対角線上の反対側にある「あけ口」の位置を迷わず見つけるために考案されたユニバーサルデザインです。売り場で迷った際は、パックの上部を手でなぞるだけで、加工乳や乳飲料を判別できます。

さらに「パッケージデザインの規制」にも厳格なルールが存在します。公正競争規約により、以下の条件が法的に定められています。

  • 牛のイラスト・牧場風景の写真:原材料が生乳100%のものにのみ掲載が許可され、乳飲料への配置は原則禁止。
  • 「生乳100%」の文字表記:一切の添加や成分除去をしていない製品のみが強調表記可能。
  • 中身の注ぎイメージ:生乳100%以外の飲料では、牛乳と誤認させる白濁した液体の過剰な演出が制限される。

パッケージに生き生きとしたホルスタインのイラストや広大な牧場の写真が描かれていれば生乳100%、抽象的な幾何学模様や栄養素の大きなアイコンが並んでいれば乳飲料や加工乳である可能性が高いというわけです。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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