椎名林檎がメジャーシーンに登場したのは1998年5月27日、シングル『幸福論』でのことでした。当時の年齢はわずか19歳。続く『歌舞伎町の女王』『ここでキスして。』と立て続けにヒットを放ち、その文学的で刺激的な歌詞と独創的なメロディラインは「新宿系自作自演屋」というキャッチコピーとともに列島を席巻しました。
特に1999年にリリースされた4thシングル『本能』では、ナース服姿でガラスを拳で叩き割るMVが強烈なインパクトを残しました。当時20代前半だった彼女の鋭利でアヴァンギャルドなスタイルは、当時の音楽カルチャーのアイコンとして若者を中心に熱狂的な支持を集めました。
1stアルバム『無罪モラトリアム』、2ndアルバム『勝訴ストリップ』はそれぞれミリオンセラーを記録。若い頃から卓越したセルフプロデュース能力を発揮し、時代を切り拓いてきた軌跡は今も語り草となっています。