ネットワークビジネスを展開する企業にとって、知名度の高い著名人の存在は喉から手が出るほど欲しい「信頼の担保」だ。一般消費者への心理的ハードルを下げるため、ブランド側が密かにアプローチをかけるケースは少なくない。ティエンズが扱うサプリメントや化粧品は、健康意識の高いモデルやタレントのライフスタイルと親和性が高いことも、噂に拍車をかける要因となっている。
一方で、芸能人側がそれと知らずに製品を愛用し、SNSで紹介しただけのケースも多い。ファンや周囲の人間が「あの人が使っているなら」とビジネスに参入し、結果的に広告塔として祭り上げられてしまう構図だ。この曖昧な境界線が、ネット上での憶測を再生産し続ける温床となっている。