購入者の生々しい声をリサーチすると、家庭用ランニングマシンを買って後悔した理由のトップに挙がるのは、意外にも「走ること自体への飽き」ではありません。最大の落とし穴は、「マシンのスペック不足による走りにくさ」と「部屋の圧迫感」です。
特に2万〜3万円台の廉価モデルに多いのが、走行面の幅が35cm前後、長さが100cm程度しかない製品です。成人男性が実際に走ると、足を踏み外す恐怖から自然なフォームで腕を振ることすらできません。結果としてウォーキング程度にしか使えず、徐々に使わなくなってしまいます。
さらに見落としがちなのが連続使用時間の壁です。安価なモーターを搭載した機種は熱を持ちやすく、「30分走ったら1時間休止」という制約が課されています。これでは家族で交代して使うことも、長距離のビルドアップ走も不可能です。こうした制約が積み重なり、リビングの一角で「巨大なタオル掛け」へと成り下がってしまうのが失敗の典型パターンです。