調剤薬局のマスクは今も義務?「個人の判断」でも推奨される真相

調剤薬局のマスクは今も義務?「個人の判断」でも推奨される真相

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日常の買い物やオフィスワークではマスクを外す生活が定着したものの、調剤薬局におけるマスクの扱いは一般店舗とは明確に異なります。結論から言うと、利用者に法的な調剤薬局でのマスク着用義務が課されているわけではありません。しかし、法的な罰則がないことと、店内で自由に外してよいこととは意味が異なります。

厚生労働省が公表している「マスクの着用の考え方について」の指針では、令和5年(2023年)3月13日以降、マスク着用は「個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本」と明記されました。ただし、同時に「医療機関を受診する時」や「重症化リスクの高い方が多く集まる施設を訪問する時」はマスクの着用を推奨するという例外規定が明確に残されています。

調剤薬局は医療法第1条の2に規定された正式な「医療提供施設」です。そのため、調剤薬局の医療機関マスクルールは、一般のドラッグストアの物販エリアやスーパーとは異なり、病院やクリニックの待合室と同等の公衆衛生基準が適用されます。管理薬剤師や薬局開設者には施設内の安全を維持する施設管理権が認められており、「患者の皆様に安心・安全な環境を提供するための着用要請」を行うことが認められています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。