Mランド益田校を語る上で欠かせないのが、学内専用通貨「Mマネー(ダラー)」と、名物行事として知られる「トイレ掃除」のシステムです。これらは単なるレクリエーションではなく、緻密に計算された行動変容の仕組みとして機能しています。
まず「Mマネー 仕組み」ですが、これは校内でのボランティア活動や善行、イベント参加などを通じて獲得できる独自のエコノミーシステムです。手に入れたMマネーは、校内のカフェで焼きたてパンやスイーツを購入したり、マッサージやネイルケア、各種アクティビティの利用代金として充当できます。「人の役に立つ行動をすると、巡り巡って自分に価値が還元される」という社会の縮図を、合宿期間中に疑似体験させる教育ツールとなっています。
そして最も議論を呼ぶ「トイレ掃除 理由」についてです。ネット上では「素手で便器を磨かされる強制労働」といった過激な尾ひれがついて語られることがありますが、トイレ掃除への参加は完全な自由意志(任意)です。強制されることは一切ありません。
このプログラムは、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏が提唱した「日本を美しくする会」の掃除哲学に深く影響を受けたものであり、「人が嫌がる場所を率先して無心で磨くことで、自らの傲慢さをリセットし、謙虚さと感謝の心を養う」という自己修養の場として提供されています。実際に体験した卒業生の手記やアンケート調査では、「最初は拒否感があったが、便器がピカピカになった瞬間に得も言われぬ達成感と清々しさを感じた」「日常で当たり前に掃除をしてくれる周囲への感謝が芽生えた」といった前向きな内省の声が多数を占めています。さらに、掃除に参加することでまとまったMマネーが付与されるため、ゲーム感覚で楽しんで挑戦する教習生も少なくありません。