強固な育成体系を支えているのは、選手たちの努力だけではない。指導者側のアップデートも凄まじいスピードで行われている。徳島では公益財団法人日本卓球協会が定める最新の指導ライセンス講習会を積極的に開催。戦術論や最新のギアテクノロジーへの理解はもちろん、スポーツ心理学やアンチ・ドーピング教育、ハラスメント防止に至るまで、多角的な講義が展開されている。
指導現場で長年教鞭を執るベテラン指導者は「かつての根性論から脱却し、ロジカルかつ選手主体の対話型指導へ切り替える重要性を実感している」と吐露する。講習を通じて県内の指導者ネットワークが強固になったことで、クラブや学校の垣根を越えた情報交換も日常化。先進的なコーチング理論が草の根レベルまで浸透したことが、徳島全体の競技力を底上げする原動力となっている。