彼の最高傑作の一つとして挙げられるのが、日本を代表する詩人・谷川俊太郎の代表作「生きる」をサンプリング・朗読した楽曲「Living Behavior Final Thinking」だ。
通常、著名な詩作品をヒップホップの文脈で再構築することは権利面も含めて極めてハードルが高い。しかし、彼の熱量と圧倒的な表現力は谷川俊太郎本人にも届き、正式な許諾を得て楽曲化が実現した。生きていることの歓喜、痛み、日常の愛おしさを畳みかけるようにライミングする姿は、聴く者の魂を激しく揺さぶる。彼が23年という短い時間で駆け抜けた「生きる」ことへの問いかけが、この1曲に凝縮されている。