高松建設ブラック企業の噂を生み出す最大の温床となっているのが、主力事業である資産活用(マンション・ビル建築)の高松建設の営業ノルマです。同社の営業は、主に大地主や資産家に対して数千万円から数億円規模のRC(鉄筋コンクリート)建築を提案するビジネスモデルを採用しています。必然的に案件獲得のハードルは極めて高く、数か月にわたって1件も成約できない期間が続くことも珍しくありません。
社員の口コミによれば、営業部門には伝統的な体育会系の気質が色濃く残っており、毎朝の朝礼での目標唱和や、週次・月次の営業会議における執拗な進捗確認が常態化している支店も存在します。数字が上がらない社員に対して「なぜ取れないのか」「今日中にアポイントを取るまで戻るな」といった激しい言葉が投げかけられるケースがあり、これが当事者にとって「パワハラ」と体感される決定的な要因となっています。
営業職が扱う商材の単価が高額であるがゆえに、インセンティブや評価の差は極端です。結果を出せば若手であっても高収入を得られる反面、目標を達成できない社員にとっては精神的な逃げ場がなく、高松建設の社風に馴染めないまま早期退職に至る事例が後を絶ちません。