Q1:足に浮き出た糸のような血管は、運動や市販クリームで自然に消えますか?
A1:一度拡張してしまった毛細血管や静脈弁不全を起こした血管が、運動やマッサージ、市販の塗り薬によって自然に消えることは医学的にありません。ウォーキングなどの運動は新たな静脈瘤の予防や症状緩和には有効ですが、すでに浮き出た血管を消失させるには硬化療法やレーザー治療などの専門的処置が必要です。
Q2:血管内焼灼術やグルー治療の手術中、痛みはありますか?
A2:手術部位に局所麻酔を丁寧に行うため、術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。カテーテルを挿入する際のチクッとした感覚や、麻酔液を注入する際の鈍い圧迫感を感じる程度です。多くのクリニックではリラックスして受けられるよう静脈麻酔を併用する体制も整えられています。
Q3:市販の着圧ソックスと医療用弾性ストッキングにはどのような違いがありますか?
A3:市販の着圧ソックスは全体の締め付け感が均一であることが多いのに対し、医療用弾性ストッキングは「足首部分の圧迫圧が最も強く、太ももに向かうにつれて圧力が段階的に弱くなる」ように厳密に設計されています。静脈血を上方へ効率よく押し上げる構造になっているため、治療目的で使用する場合は医療機関で適切なサイズと圧迫レベルの処方を受けることを推奨します。
Q4:保険適用で下肢静脈瘤の手術を受ける場合、費用の目安はいくらですか?
A4:健康保険3割負担の場合、カテーテルを用いた血管内焼灼術(レーザー・高周波)や血管内塞栓術(グルー治療)の費用は、片足あたり約4万〜5万円程度が一般的な相場です(1割負担の場合は約1万5,000円前後)。これに初再診料や術前検査費用(エコー・血液検査等)が数千円程度加わります。また、加入している民間の医療保険の給付対象(手術給付金)となるケースも多く見られます。