万葉集において山部赤人が「田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にぞ...」と詠んだ古典の地は、現代において近代的な港湾と製紙産業の拠点へと発展を遂げました。富士と港の見える公園の展望スペースに立つと、歴史ある田子の浦港に出入りする貨物船や水面に揺れる白波、そして力強く煙を上げる工場群の息吹を間近に感じられます。
晴天率が高く空気が澄み渡る秋から冬にかけての午前中は、雪化粧をまとった富士山がくっきりと浮かび上がり、まさに富士山展望台としての真価を発揮します。青い空と海、白い富士の冠雪、そして赤白のクレーンや煙突のアクセントが織りなすコントラストは、一度目に焼き付けたら忘れられない迫力です。