リーゼント刑事・秋山博康の現在と髪型の理由|伝説の事件と退職の真相

リーゼント刑事・秋山博康の現在と髪型の理由|伝説の事件と退職の真相

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警察組織は日本の官公庁の中でも特に規律と服務規程が厳格な組織です。身だしなみや頭髪に関しては「警察官としての品位を損なわない清潔な髪型」が強く求められます。その厳格な組織において、リーゼント刑事 秋山博康氏が40年以上にわたりトレードマークであるリーゼントを維持できた背景には、単なるファッションを超えた独自の警察哲学と現場のリアリズムが存在していました。

秋山氏本人の手記や過去のインタビュー証言によると、リーゼントにこだわり始めた原点は高校時代にあります。矢沢永吉氏や当時のロックンロールカルチャーに強い影響を受け、ツッパリスタイルを確立しました。徳島県警察に採用された後、警察学校時代には当然ながら頭髪を短く刈り込んだものの、現場の最前線である交番勤務や刑事課に配属されて以降、再び髪を伸ばしてリーゼントをセットするようになります。

その最大の理由は「悪党や暴力団関係者に決してナメられないため」でした。凶悪犯や荒くれ者が跋扈する捜査現場において、気迫で相手に気圧されてしまえば命取りになります。秋山氏は自らの外見を威圧感とプロ意識の象徴と位置づけ、「現場で一歩も引かない覚悟」を頭髪に込めました。さらに、「あの目立つ髪型をしていれば、街中で悪いことや手抜き捜査は絶対にできない。自分自身の退路を断つ看板だった」と述懐しています。

当然ながら、警察幹部や上司からは「その頭を何とかしろ」「警察官失格だ」と激しい叱責や指導を何度も受けました。しかし秋山氏は、その批判を封じ込める唯一の対抗策として「誰よりも犯人を捕まえ、県内トップの検挙実績を叩き出すこと」を選びます。泥臭い聞き込みと昼夜を分かたぬ張り込みを重ね、難事件を次々と解決に導くことで、上層部も「結果を出し続ける秋山の実力」を認めざるを得ない状況を作り上げました。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。