深夜の読書で目がショボショボしたりピントが合いにくくなったりする現象には、明確な光学・生理学的理由が存在します。主な原因は「瞳孔の過度な開閉負荷」「色温度による覚醒刺激」「微細な光のちらつき」の3点に集約されます。
暗い寝室で手元の読書面だけをスポットライトのように強烈に照らすと、瞳孔は「周囲の暗がり」と「紙面のまぶしさ」の間で過剰に収縮を繰り返します。このコントラスト過多が毛様体筋を酷使し、短時間でも激しい眼精疲労(グレア現象)を引き起こすのです。
さらに、安価な白色LEDが発する昼光色(5000K〜6500K)のブルーライト成分は、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制します。脳が昼間と錯覚して覚醒状態へ誘導されるため、入眠障害や眼圧上昇感の原因となります。加えて、粗悪な電源回路による目に見えない高速フリッカー(ちらつき)も、無意識下で視覚神経を疲弊させる大きな盲点です。