猫の「タビーとは」何か?縞模様4種の違い・見分け方と語源を徹底解説

猫の「タビーとは」何か?縞模様4種の違い・見分け方と語源を徹底解説

猫の「タビーとは」何か?縞模様4種の違い・見分け方と語源を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

タビーのバリエーションをさらに奥深くしているのが、ベースとなる「地色」との掛け合わせです。猫の毛色と柄の決定には複雑な猫の毛柄遺伝メカニズムが関与しています。

すべてのタビーパターンの大前提となるのが「アグーチ遺伝子(A)」です。この遺伝子が優性(A-)である場合、一本の毛の中に黄色と黒の帯状色素が交互に生成され、トラ模様が浮き出ます。劣性ホモ(aa)になると単色(ソリッドブラックなど)になります。

日本で親しまれている代表的なカラーバリエーションは以下の通りです。

  • キジトラ(ブラウンタビー):鳥のキジの雌に似た焦げ茶ベースに黒の縞。すべてのイエネコの直接の祖先「リビアヤマネコ」の色調をそのまま受け継ぐ、もっとも原種に近い毛色です。
  • サバトラ(シルバータビー):銀灰色(シルバー)ベースに黒の縞。シルバー遺伝子(I)が働き、茶色い色素の発現を抑えることでシャープな銀色の毛並みを作り出します。
  • 茶トラ(レッドタビー):オレンジ〜赤茶色ベースに濃いオレンジの縞。伴性遺伝子である「O遺伝子(オレンジ遺伝子)」が関与し、遺伝の法則上、約75〜80%という圧倒的な確率でオスが生まれる特徴があります。

このように、キジトラ・サバトラ・レッドタビーといった呼称は、タビーという模様パターンにどのような色素沈着遺伝子が組み合わさったかを表す、極めて精密な遺伝学的結果なのです。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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