大人の趣味にとどまらず、子育て世代の間でも丸シールは必須アイテムとしての地位を確立した。特にモンテッソーリ教育を取り入れた家庭や保育現場において、指先の微細運動(ファインモータースキル)を促す知育玩具として絶大な支持を得ている。台紙から小さなシールを指先でつまんで剥がし、指定の枠線内にぴったり貼る作業は、幼児の集中力と空間認識能力を育むのに最適だ。
YouTubeでは、手作りのシール貼り台紙の作り方や、年齢別の難易度設定を紹介する動画が何十万回も再生されている。あらかじめ描いたイラストの丸枠に色を合わせて貼る「色分け遊び」や、数字の順に貼っていく「数遊び」など、工夫次第で知育教材に早変わりする。高価な知育キットを買い揃えなくても、わずか数百円で質の高い学びの環境を作れる点が、多くの保護者に選ばれる理由だ。