症状が出現するまでの時間(潜伏期間)は、原因を切り分けるうえで最も重要な判断基準の一つです。
鯖アレルギーによる即時型反応の場合、食後数分から30分以内、遅くとも2時間以内に皮膚症状が出現します。食事中に喉のかゆみや皮膚の違和感を覚え始めることも珍しくありません。
一方、ヒスタミン食中毒も即効性があり、食後数分から1時間以内に急激な顔面の火照りや蕁麻疹、吐き気などが現れます。ただし、毒素が体内で代謝・排出されれば、通常は半日から1日程度で急速に回復へと向かいます。
対照的に、アニサキスアレルギーの場合は、食事から数時間〜8時間ほど経過してから強い腹痛やかゆみ、全身の発疹が現れることがあります。食後どのくらいの時間で異常を感じたかを正確にメモしておくことが、正確な診断への近道です。