事務用のキーボードでゲームをプレイした際、複数キーの同時押しが反応しなかったり、キャラクターの動きが一瞬遅れたりした経験はないだろうか。その原因は、基板の回路設計と通信仕様の違いにある。
一般的なオフィス向けデバイスは、複数キーの同時入力を正確に処理できない「キーロールオーバー」の制限を抱えがちだ。一方、競技用モデルは全キー同時押し(Nキーロールオーバー)やアンチゴースト機能を標準装備。どれほど激しく不規則な連続入力を叩き込んでも、すべての操作を漏らさず正確に認識する。
さらに重要なのが、PCと信号をやり取りするポーリングレートの差だ。標準的なキーボードが毎秒125回(125Hz)程度であるのに対し、ハイエンドな競技用モデルは1000Hzから最大8000Hzに達する。手指のわずかな動きを瞬時に画面へ反映させるレスポンスの速さこそ、対戦相手に差をつける決定的な要因だ。