六代目三遊亭円楽さん死去『笑点』腹黒キャラの最期と歌丸との絆

六代目三遊亭円楽さん死去『笑点』腹黒キャラの最期と歌丸との絆

今注目を集めている 六代目三遊亭円楽さん死去『笑点』腹黒キャラの最期と歌丸との絆について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

円楽さんの後半生は、病魔との壮絶な闘いの連続だった。脳梗塞で倒れ、言語障害や半身の麻痺に見舞われながらも、彼は決していすから立ち上がることを諦めなかった。「落語家は高座で死ねたら本望」。その言葉を体現するように、懸命のリハビリを経て再び高座に復帰した姿は、多くの観客に深い感動を与えた。

最期の高座となった舞台でも、声が思うように出ないもどかしさを抱えながら、時折見せる鋭い眼光と絶妙な間(ま)で客席を包み込んだ。車椅子で登壇しながらも、「まだ喋り足りない」「もっと落語を楽しんでもらいたい」という執念が、言葉の端々から感じ取れた。

病床にあっても常に新しいネタの構想を練り、後輩たちへのアドバイスを怠らなかった。最期まで「現役の落語家」として生き抜いたその生き様は、芸に命を捧げた男の誇りに満ち溢れていた。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。