本土の人間からすると「なぜ毎年日付が変わるのか」と不思議に思えるかもしれません。その理由は、沖縄県でいまなお旧暦(太陰太陽暦)に準拠した生活文化が色濃く残っているからです。旧盆は毎年「旧暦7月13日〜15日」と決められており、月の満ち欠けを基準とするため、太陽暦(新暦)のカレンダー上では毎年8月中旬から9月上旬の間をダイナミックに移動します。
スーパーに行けば新暦と旧暦が併記されたカレンダーが普通に平積みされ、地元紙の天気欄にも旧暦の日付が刻まれています。潮の満ち引きと共に生きてきた島人にとって、月が夜空を満たす旧暦7月15日の満月の夜に先祖を送ることこそが、自然の理にかなったリズムなのです。