インターネット上の掲示板やSNS、地域の保護者コミュニティに寄せられる横浜市立港南台ひの特別支援学校の評判と口コミを精査すると、現場の温かな空気感と、大規模校ならではの課題の両面が浮かび上がってきます。
在校生・卒業生の保護者が一様に評価しているのは、教職員の専門性の高さと児童生徒に対する受容的な姿勢です。
「普通小学校の個別支援学級にいた頃は、担任の先生の当たり外れや周囲の児童とのトラブルに常に胃を痛めていました。ひの特別支援学校に転校してからは、視覚的なスケジュール提示や個別のクールダウン場所など、子どもがパニックを起こさない環境が最初から整っており、子どもの笑顔が劇的に増えました」(小学部保護者の声) 「中学部3年の労働週間では、家では何もできなかった息子が、空き缶つぶしやゴミ出しの手順を自分で覚えてテキパキこなす姿を見て涙が出ました。高等部に入ってからも、担任と進路指導担当の先生が地域の福祉事業所や企業実習先と密に連携してくださり、卒業後の行き先を現実的に固めることができました」(高等部卒業生の保護者)
一方で、率直な苦言や懸念点として挙げられるのが「児童生徒数の増加に伴う教室配置の窮屈さ」や「スクールバスの乗車時間の長さ」です。横浜市南東部エリアでは特別支援教育を希望する家庭が増加傾向にあり、ピーク時間帯の校内動線や送迎車の待機スペースには工夫が求められています。また、スクールバスのルートによっては乗車時間が40分〜1時間近くに及ぶケースもあり、体幹の弱い児童や乗り物酔いしやすい子どもにとっては通学そのものが一定の負荷になるという指摘もあります。